万葉の昔から志賀の都としてひらけ、東海道の宿場町・湖上交通の要衝として栄えた大津は、近江八景で知られる風光明媚の地。
比良、比叡の連山を背に、延暦寺、三井寺、西教寺の天台三総本山をはじめ、日吉大社、石山寺など、荘厳な社寺に感動を覚えます。
大津港では、花噴水のお出迎え。湖上遊覧に出かけるもよし、湖畔をのんびり散策するもよし。
また、北部に行けば、雄大な比良山系や白砂青松の美しい湖岸線など、豊かな自然が、四季折々の趣で楽しむことができます。
滋賀県とは
滋賀県は、日本のほぼ中央に位置し、面積は約4,017k㎡、人口は約141万人で、周囲を1千メートル級の山々に囲まれ、その中央に県土の約1/6の面積を占める日本秘本で一番大きい湖-琵琶湖を抱え、一つの小宇宙ともういうべき盆地としてのまとまりの中にあります。
気候は比較的温暖で四季の移り変わりがはっきりしており、穏やかで豊かな自然を有する滋賀は、年間を通じ美しい景観を楽しむことができます。
また、古くから交通の要衝の地として栄え、数多くの歴史文化資産が残され、各地には日本の伝統文化が息づいています。
経済面では、1960年頃から急速に工業立地が進み、現在では全国有数の工業県です。
滋賀県エリアガイド
大津エリア
湖南エリア
東海道と中山道の宿場町として栄えた湖南エリア。今も残る草津宿本陣が当時の繁栄を偲ばせます。 美しい円錐形の姿から「近江富士」と呼ばれる三上山、平安時代の狛坂磨崖仏や奇岩・怪岩を見ることができる金勝山ではハイキング客で賑わい、湖岸に出れば、琵琶湖博物館やハスの群生地、なぎさ公園など、水辺のリゾートエリアが広がります。 人気のレストランやカフェなど、バラエティ豊かな飲食店も数多く、おしゃれなランチ・ディナーも楽しめます。
甲賀エリア
紅葉狩りが楽しめる国宝の堂宇を有す湖南三山。
宿場町のたたずまいを残す水口・土山では往時を偲び、戦国の動乱を駆け巡った甲賀忍者の里では、忍びになりきり体験。
自然に包まれた山里に、無数の狸が出迎える陶器のまち・信楽で、お気に入りのうつわを探す窯元散策。
どれもこれも都会に忘れられた土の香りと自然のぬくもりを残して、人びとの心をやさしく包み込んでくれます。
東近江エリア
豊臣秀次の城下町・近江八幡。風情漂う八幡堀を囲むように、商人屋敷やヴォーリズ建築が立ち並び、レトロな町並みが人気のスポット。近江商人のふるさと、近江八幡、日野、五個荘では、商人たちが残した足跡と、活気あふれる町の賑わいが偲ばれます。
さらに、戦国の覇王・織田信長が、天下統一の拠点とした安土。万葉ロマンにひたる蒲生野。聖徳太子ゆかりの古代信仰の地・太郎坊宮、そして、日本三大和牛の一つ「近江牛」のふるさと。ここには幾重もの時代の表情と、人びとの歴史が息づいています。
湖東エリア
堂々たる三重の天守が美しい天下の名城、国宝・彦根城。大名庭園やお堀めぐりでお殿様気分を味わい、城下町を再現した夢京橋キャッスルロードで町並み散策が楽しめます。
彦根からひと足伸ばせば、「お多賀さん」で親しまれる延命長寿&縁結びの多賀大社、秋には彩り鮮やかな天台宗の3名刹・湖東三山。また、アニメの聖地として有名なヴォーリズ建築の豊郷小学校旧校舎群。
苔むした石垣、四季折々の花、歴史ある建築物、木々の狭間から望む琵琶湖。湖東平野に広がる風景は、まさに近江の感動絵巻です。
湖北エリア
豊臣秀吉が築き、北国街道の宿場町としても栄えた長浜。ノスタルジックな町並みの黒壁スクエアは人気の観光スポットとして知られます。また、名だたる武将たちの熱き戦いに思いを馳せる賤ヶ岳・姉川の古戦場。やすらぎに包まれる観音の里やびわ湖に浮かぶパワースポット「竹生島」、日本百名山の一つ「伊吹山」など、県内屈指の観光エリアは、訪れる人びとを湖国旅情へと誘います。
湖西エリア
比良の山並みと紺碧の琵琶湖。美しい自然が広がる高島。
湖中に大鳥居がそびえ立つ白鬚神社をはじめ、桜の名所・海津大崎やメタセコイア並木、畑の棚田など、滋賀を代表する名勝・景勝地の数々。
夏はウォータースポーツやハイキングで賑わい、冬は雪山ゲレンデに若者の声が響きます。
湖国の自然をそのまま残した心なごむ緑豊かな大空間が、訪れる人びとをやさしく包み込んでくれます。